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一言節約術
酢は消毒、消臭として使うことができる。容器に少し酢を入れ、部屋の四隅に置けば、消臭剤代わりとなる。また殺菌効果もあるため、酢をつけた雑巾などで丁寧に拭くことで簡単な消毒もできる。お酢を消毒、消臭剤代わりに使用することで、余計な買い物をせずに節約できる。
ニュース
防府市が観光交流・回遊拠点として整備を進めている「まちの駅」事業で、建物の実施設計が完成し、27日に発表された。
市観光振興課によると、防府天満宮の参道西側に、漆喰(しっくい)の壁に瓦葺(ぶ)き屋根の伝統的な町屋風建物を建設。延べ床面積約500平方メートルで、飲食や物販、展示などのエリアを設ける。
また、65インチ×4のマルチビジョンを設置し、大画面映像で観光情報を提供。このほか周辺散策用の自転車の貸し出しも行う。総事業費は約3億円。
「防府天満宮の参拝客が、毛利博物館や阿弥陀寺など他の観光地にも足を運ぶよう、情報発信機能を充実させたい」と同課。防府観光の拠点として、来年3月末~ゴールデンウイーク前の開業を目指す
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今年も、原爆症認定訴訟の原告、井上サチ子さん(75)と夫の定雄さん(81)=松山市山越2=にとって忘れることができない日がやってきた。今月23日の皇太子さまの49歳の誕生日。夫妻にとっては、生まれてくるはずの女の子を失った命日だ。
流産や早産を繰り返した後の5回目の妊娠で、期待が膨らんでいた49年前の同日。急な破水で母体への危険が高まり、夫妻は死産を選ばざるを得なかった。サチ子さんは、産声を上げることのなかったわが子を一晩中隣に置き、涙を流した。「口を開けて、おめめを開けて……」と言い続けたという。翌日の新聞を見ると、皇太子さまの誕生を祝う記事が出ていた。
今月23日、デイサービスに通っていたサチ子さんの頭の中に当時の記憶がよみがえった。「生まれる寸前までお腹の中で動きよったんですよ。あの時のことを思い出すとね、涙が出そうだった」
一緒に広島で原爆に遭った母が直後から寝たきり状態になり、姉を翌年に亡くしたサチ子さんは、小さなころから幼い弟の面倒を見たり、家事をしてきた。結婚後も大家族だったため、せわしく動き回る毎日だった。それが、現在は体が思うように動かず、家事もままならない。「はがい(歯がゆい)んよ。子どもが1人でもおったらなあ……」とつぶやく。
外出する際の介助や、昔はほとんどサチ子さんに任せっきりだった家事の手伝いなどをしている定雄さんも、体の衰えを感じ始めている。昨年末に、ひざの裏が突然痛み出したのだ。歩こうと体重をかけると痛みがひどくなり、今は週に1回病院で注射による治療を続けている。「若いつもりでおったけど、動けんようになったらどうしようか」。そんな不安もよぎるようになった。
「もうちょっと2人で頑張ろうや」と、トイレや浴室などの設備が以前よりも整った賃貸住宅に昨年9月に引っ越した2人。だが、サチ子さんは自由でない体でデイサービスの前に家事をし、帰っては使ったタオルの洗濯などに追われる生活を苦痛に感じることも少なくない。それに「私がおらん時に(定雄さんに)何かあったらいけん」と気にかかるという。「やっぱりケアホームに入った方がいいんじゃないか」。再びそう悩み始めている
流産や早産を繰り返した後の5回目の妊娠で、期待が膨らんでいた49年前の同日。急な破水で母体への危険が高まり、夫妻は死産を選ばざるを得なかった。サチ子さんは、産声を上げることのなかったわが子を一晩中隣に置き、涙を流した。「口を開けて、おめめを開けて……」と言い続けたという。翌日の新聞を見ると、皇太子さまの誕生を祝う記事が出ていた。
今月23日、デイサービスに通っていたサチ子さんの頭の中に当時の記憶がよみがえった。「生まれる寸前までお腹の中で動きよったんですよ。あの時のことを思い出すとね、涙が出そうだった」
一緒に広島で原爆に遭った母が直後から寝たきり状態になり、姉を翌年に亡くしたサチ子さんは、小さなころから幼い弟の面倒を見たり、家事をしてきた。結婚後も大家族だったため、せわしく動き回る毎日だった。それが、現在は体が思うように動かず、家事もままならない。「はがい(歯がゆい)んよ。子どもが1人でもおったらなあ……」とつぶやく。
外出する際の介助や、昔はほとんどサチ子さんに任せっきりだった家事の手伝いなどをしている定雄さんも、体の衰えを感じ始めている。昨年末に、ひざの裏が突然痛み出したのだ。歩こうと体重をかけると痛みがひどくなり、今は週に1回病院で注射による治療を続けている。「若いつもりでおったけど、動けんようになったらどうしようか」。そんな不安もよぎるようになった。
「もうちょっと2人で頑張ろうや」と、トイレや浴室などの設備が以前よりも整った賃貸住宅に昨年9月に引っ越した2人。だが、サチ子さんは自由でない体でデイサービスの前に家事をし、帰っては使ったタオルの洗濯などに追われる生活を苦痛に感じることも少なくない。それに「私がおらん時に(定雄さんに)何かあったらいけん」と気にかかるという。「やっぱりケアホームに入った方がいいんじゃないか」。再びそう悩み始めている
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