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一言節約術
酢は消毒、消臭として使うことができる。容器に少し酢を入れ、部屋の四隅に置けば、消臭剤代わりとなる。また殺菌効果もあるため、酢をつけた雑巾などで丁寧に拭くことで簡単な消毒もできる。お酢を消毒、消臭剤代わりに使用することで、余計な買い物をせずに節約できる。
ニュース
防府市が観光交流・回遊拠点として整備を進めている「まちの駅」事業で、建物の実施設計が完成し、27日に発表された。
市観光振興課によると、防府天満宮の参道西側に、漆喰(しっくい)の壁に瓦葺(ぶ)き屋根の伝統的な町屋風建物を建設。延べ床面積約500平方メートルで、飲食や物販、展示などのエリアを設ける。
また、65インチ×4のマルチビジョンを設置し、大画面映像で観光情報を提供。このほか周辺散策用の自転車の貸し出しも行う。総事業費は約3億円。
「防府天満宮の参拝客が、毛利博物館や阿弥陀寺など他の観光地にも足を運ぶよう、情報発信機能を充実させたい」と同課。防府観光の拠点として、来年3月末~ゴールデンウイーク前の開業を目指す
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九龍倉集団(ワーフ・ホールディングス)は香港電車(ホンコン・トラムウエーズ)についてフランス企業との提携を発表した。九龍倉運輸投資(ワーフ・トランスポート)とベオリア・トランスポート・チャイナが7日、香港電車の経営権を折半する協議書に調印。特区政府は、条例に定められた公共交通サービスの質を維持するとともに、文化遺産であるトラムの伝統的な外観や設計を変えないよう要求し、両社の提携を容認した。
運賃据え置き、本土視野に
香港の路面電車は市民の足であり文化遺産だ。1904年7月30日、湾仔の軍器厰街(アーセナルストリート)から筲箕湾、ハッピーバレーへ向かう2路線が開通して以来、105年の歴史を誇る。
トラム建設は1902年2月、英国で設立された「香港電車電力(ホンコン・トラムウエー・エレクトリック)」が計画に着手したが、この会社は同年末「香港電力牽引(エレクトリック・トラクション・ホンコン)」に接収され、開通後の10年、社名を「香港電車」と改めた。そして74年、香港電車は、同じく英国資本のジャーディン・マセソン商会系の複合企業、九龍倉(ワーフ)に買収された。
8日付『香港経済日報』『信報』によると、香港電車は2008年の運賃収入が約1億5000万ドル、車体広告などの非運賃収入が約5000万ドルに上り、過去最高を計上した。この2年間、とりわけ車体広告収入の伸びが顕著だったという。また昨年10月のスケジュール改正で運行本数を増やして、利用者数は約4.7%増、1日平均延べ約24万人に達した。
一方のベオリア・エンバイアランメントはフランスに本部を置く複合企業で、水道、エネルギー、廃棄物処理、公共交通を基幹業務とし、72カ国・地域に33万人以上を擁する、創業155年の巨大グループである。傘下のベオリア・トランスポートは世界28カ国・地域に8万3000人以上を配置し、5500路線の鉄道と17地域の路面電車を経営する。近年アジア市場の開拓に力を入れ、韓国ソウル、インド・ムンバイの地下鉄、中国江蘇省と安徽省の6都市のバス経営権を獲得している。
このたび50%の経営権を獲得するにあたり、ベオリア側は「少なくとも1000万ユーロ(約1億ドル)、多くても1億ユーロ(約10億ドル)を支払った」といい、さらに残り50%を取得する権利も付与された。九龍倉運輸投資の易志明・取締役はこれを機に香港電車の社長を退任。ベオリアが新社長を送り込んで経営するが、特区政府の要求に従い、車体の外観やサービスの内容を変えず、運賃も当面据え置く方針だ。新たな事業としては、ビクトリア湾岸(セントラル—湾仔間)に造成中の埋め立て地に新線を敷く計画や、歴代車両を用いた移動博物館の開設などを挙げている。
「たかが年収2億ドルのトラムを、どうして国際的な大企業が欲しがるのか。総じて見れば、香港の経験が中国本土で信用されると考えたからだ」。『香港経済日報』は、本土を視野に入れた取引と解説している。
一階建て車輌からミレニアム・トラムへ
1904年、最初に香港を走ったトラムは、英国から輸入した一階建て車両である。1等車と3等車の2種類あり、運賃が異なった。2等車も当初計画されたが、結局、この2種類で運行。初代車両は82年を最後にすべて現役引退した。
12年、第2世代の二階建て車両が導入された。1階の一部と2階を1等席としたが、2階はベンチを載せただけの簡単なつくりで覆いもなく、「雨にぬれる」など乗客の不評を買った。そこで13年、ほろ付きの第3世代がつくられる。23年には木製の屋根に帆布を垂らした形に改善されるが、窓付き2階建て車両は25年、第4世代の登場を待たねばならなかった。
41年、日本軍占領下、109台あったトラムは十数台だけで運行を続けた。終戦を迎えた45年、10月から徐々に運転本数を増やしていき、49年、ハッピーバレー線を除く全線を複線化した。
49年に製造された車両を復元したのが120番である。この型は現在これ1台しか走っていない。2階のいすがプラスチック製ではなく木製で、照明は丸くレトロな雰囲気を醸している。ちなみに、ライトアップが美しいクラシックカーは28番と128番の2台あり、86、87年製造。貸し切り専用である。
トラムを彩る車体広告は30年代、第3世代車両に看板を掲げたのが始まり。60年代の経済成長に伴い需要が急増したため、車体を八つに区分けして一つのトラムに複数の広告主を同居させられるようにした。
72年、1等と3等の区別を撤廃。89年、コーズウェイベイ車庫を取り壊し跡地に時代広場(タイムズスクエア)が建てられた。2000年、アルミ合金製の第5世代「ミレニアム・トラム」がお目見えした
運賃据え置き、本土視野に
香港の路面電車は市民の足であり文化遺産だ。1904年7月30日、湾仔の軍器厰街(アーセナルストリート)から筲箕湾、ハッピーバレーへ向かう2路線が開通して以来、105年の歴史を誇る。
トラム建設は1902年2月、英国で設立された「香港電車電力(ホンコン・トラムウエー・エレクトリック)」が計画に着手したが、この会社は同年末「香港電力牽引(エレクトリック・トラクション・ホンコン)」に接収され、開通後の10年、社名を「香港電車」と改めた。そして74年、香港電車は、同じく英国資本のジャーディン・マセソン商会系の複合企業、九龍倉(ワーフ)に買収された。
8日付『香港経済日報』『信報』によると、香港電車は2008年の運賃収入が約1億5000万ドル、車体広告などの非運賃収入が約5000万ドルに上り、過去最高を計上した。この2年間、とりわけ車体広告収入の伸びが顕著だったという。また昨年10月のスケジュール改正で運行本数を増やして、利用者数は約4.7%増、1日平均延べ約24万人に達した。
一方のベオリア・エンバイアランメントはフランスに本部を置く複合企業で、水道、エネルギー、廃棄物処理、公共交通を基幹業務とし、72カ国・地域に33万人以上を擁する、創業155年の巨大グループである。傘下のベオリア・トランスポートは世界28カ国・地域に8万3000人以上を配置し、5500路線の鉄道と17地域の路面電車を経営する。近年アジア市場の開拓に力を入れ、韓国ソウル、インド・ムンバイの地下鉄、中国江蘇省と安徽省の6都市のバス経営権を獲得している。
このたび50%の経営権を獲得するにあたり、ベオリア側は「少なくとも1000万ユーロ(約1億ドル)、多くても1億ユーロ(約10億ドル)を支払った」といい、さらに残り50%を取得する権利も付与された。九龍倉運輸投資の易志明・取締役はこれを機に香港電車の社長を退任。ベオリアが新社長を送り込んで経営するが、特区政府の要求に従い、車体の外観やサービスの内容を変えず、運賃も当面据え置く方針だ。新たな事業としては、ビクトリア湾岸(セントラル—湾仔間)に造成中の埋め立て地に新線を敷く計画や、歴代車両を用いた移動博物館の開設などを挙げている。
「たかが年収2億ドルのトラムを、どうして国際的な大企業が欲しがるのか。総じて見れば、香港の経験が中国本土で信用されると考えたからだ」。『香港経済日報』は、本土を視野に入れた取引と解説している。
一階建て車輌からミレニアム・トラムへ
1904年、最初に香港を走ったトラムは、英国から輸入した一階建て車両である。1等車と3等車の2種類あり、運賃が異なった。2等車も当初計画されたが、結局、この2種類で運行。初代車両は82年を最後にすべて現役引退した。
12年、第2世代の二階建て車両が導入された。1階の一部と2階を1等席としたが、2階はベンチを載せただけの簡単なつくりで覆いもなく、「雨にぬれる」など乗客の不評を買った。そこで13年、ほろ付きの第3世代がつくられる。23年には木製の屋根に帆布を垂らした形に改善されるが、窓付き2階建て車両は25年、第4世代の登場を待たねばならなかった。
41年、日本軍占領下、109台あったトラムは十数台だけで運行を続けた。終戦を迎えた45年、10月から徐々に運転本数を増やしていき、49年、ハッピーバレー線を除く全線を複線化した。
49年に製造された車両を復元したのが120番である。この型は現在これ1台しか走っていない。2階のいすがプラスチック製ではなく木製で、照明は丸くレトロな雰囲気を醸している。ちなみに、ライトアップが美しいクラシックカーは28番と128番の2台あり、86、87年製造。貸し切り専用である。
トラムを彩る車体広告は30年代、第3世代車両に看板を掲げたのが始まり。60年代の経済成長に伴い需要が急増したため、車体を八つに区分けして一つのトラムに複数の広告主を同居させられるようにした。
72年、1等と3等の区別を撤廃。89年、コーズウェイベイ車庫を取り壊し跡地に時代広場(タイムズスクエア)が建てられた。2000年、アルミ合金製の第5世代「ミレニアム・トラム」がお目見えした
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